ひろははなやすり (広葉花鑢)

 学名
 Ophioglossum vulgatum
 和名
 ヒロハハナヤスリ
 科名(和)
 ハナヤスリ科
  別名(和)
 ハナヤスリ、ハルハナヤスリ
 漢名
 甁爾小草(ヘイジショウソウ,píngěrxiăocăo)
 科名(漢)
 甁爾小草(ヘイジショウソウ,píngěrxiăocăo)科
  別名(漢)
 一支箭、一支槍、矛盾草、一矛一盾、蛇鬚草 
 英名
 Adder's tongue

2023/04/04 多摩森林科学園 
  「ハナヤスリ科 Ophioglossaceae」ヒロハハナヤスリ」云々と標示

2016/04/06 田島が原  「ヒロハハナヤスリ」と標示

 ハナヤスリ科 Ophioglossaceae(甁爾小草 píngěrxiăocăo 科)には、4属約80種がある。

  ハナワラビ属 Botrychium(陰地蕨屬)
  ミヤコジマハナヤスリ属 Helminthostachys(七指蕨屬)
1種
  Mankyua
済州島に1種
  ハナヤスリ属 Ophioglossum(甁爾小草屬)
   

 ハナヤスリ属 Ophioglossum(甁爾小草 píngěrxiăocăo 屬)には、約30-50種がある。

  O. adnascens(貼生一枝箭・貼生甁爾小草)
  タイワンハナヤスリ O. austroasiaticum
  サクラジマハナヤスリ O. kawamurae
  トネハナヤスリ O. namegatae
  イオウジマハナヤスリ O. parvifolium(小葉甁爾小草) RedList2020(環境省)では絶滅
  チャボハナヤスリ O. parvum
  O. pedunculosum(尖頭甁爾小草・有梗甁爾小草)
臺灣・廣東・江西・安徽産
  コブラン O. pendulum
  コヒロハハナヤスリ O. petiolatum(鈍頭甁爾小草)
  ナンゴクハナヤスリ O. reticulatum(心臟葉甁爾小草・心葉甁爾小草・心葉一枝箭)
         
臺灣・福建・江西・湖北・陝西・西南・チベット産
  ハマハナヤスリ O. thermale(O.littorale;狹葉甁爾小草)
         
北海道・本州・四国・九州・琉球・朝鮮・極東ロシア・
         ・遼寧・吉林・黑龍江・河北・陝西・江蘇・江西・湖北・四川・雲南・臺灣産
    コハナヤスリ
(ハナヤスリ・テンテコバナ) var. nipponicum(O.nipponicum)
  ヒロハハナヤスリ O. vulgatum(甁爾小草)
   

 和名は「広葉の花鑢」、鑢(やすり)とはその胞子葉の形から。 

 英名の adder は、ヨーロッパクサリヘビ Vipera berus。

 北海道・本州・四国・九州・朝鮮・臺灣・長江下流域・西南・チベットなどから、広く世界の温帯に分布。
 埼玉県では絶滅危惧ⅠB類。

 中国では、同属植物のうちヒロハハナヤスリなどの全草を薬用にする(〇印は正品)。  『全國中草藥匯編』上 pp.652-653 

  〇O. pedunculosum(尖頭甁爾小草・有梗甁爾小草)
   ナンゴクハナヤスリ O. reticulatum(心葉甁爾小草・心葉一枝箭)
  〇ヒロハハナヤスリ O. vulgatum(甁爾小草)
   ハマハナヤスリ O. thermale(O.littorale;狹葉甁爾小草)
     



跡見群芳譜 Top ↑Page Top
Copyright (C) 2006- SHIMADA Hidemasa.  All Rights reserved.
クサコアカソウ シュロソウ スハマソウ イワチドリ チダケサシ 跡見群芳譜トップ 野草譜index